想定を下回った路面温度にタイヤが本来の性能を発揮できず
Q1はBグループ11位、決勝は22番グリッドから
9月19日(土)、宮城県のスポーツランドSUGOで「2026 AUTOBACS SUPER GT 第6戦 SUGO GT 300km RACE」の公式予選が行われました。予選Q1は新田守男選手が担当しましたが、Bグループ11番手にとどまりQ2進出はかないませんでした。20日(日)の決勝レースは22番グリッドからのスタートとなります。
タイヤと路面とのマッチングに苦しんだ公式練習
午前中の公式練習では断続的に雨が降るコンディションでした。午後の予選開始時は相変わらず分厚い雲がサーキットを覆い尽くしていましたが、気温27℃、路面温度28℃のドライコンディションで公式予選を迎えました。
一瀬俊浩チーフエンジニアによると、スポーツランドSUGOの路面は今シーズン前に全面改修が行われてグリップが向上し、コーナリング速度も上がったことで、タイヤへの負荷がこれまで以上に高まっているといいます。
午前の公式練習でも、この負荷の高まりによりタイヤのコンディションは厳しいものとなりました。
タイヤを守る方向でセットアップを変更
さらに、予選で履いたタイヤをそのまま決勝で使うのがレギュレーションのため、チームは決勝レースを見据え、フロントサスペンションをソフトな方向に振り、フロントタイヤを守るセットアップで、予選に臨むことを選択しました。
SUPER GTのレースでは通常、持ち込む4セットのうち3セットを決勝で勝つために最適と見込むタイヤとし、残る1セットを気温や路面温度の想定が外れた際のバックアップ仕様として用意します。
しかし今大会は、バックアップ仕様を持たず4セットすべてを決勝で勝つための攻めのコンパウンドでそろえました。
ところが実際の路面温度は、持ち込んだタイヤの想定温度レンジを下回りました。路面改修によるタイヤへの負荷増大に、この温度差によるコンパウンドのミスマッチが重なり、予選は難しい状況で挑むことになりました。
Q1Bグループで11番手、Q2進出ならず
14時48分、予選Q1Bグループの開始と同時に、新田守男選手はコースインしました。
タイヤを温めるべくウォームアップランを重ねる新田選手に対し、一瀬チーフエンジニアは無線で「4周目からタイムアタック」と指示しましたが、4周目は前走車がペースを落としたためクリアラップが取れず、アタックを見送りました。
5周目に入るタイミングで一瀬チーフエンジニアが「このまま2回アタックしましょう」と無線で伝えると、新田選手は同ラップで1分18秒406をマークし、この時点でBグループ11番手につけました。
新田選手は、セッション残り30秒となった6周目に最終アタックへ向かいましたが、タイヤの摩耗でセクター1からタイムが前のラップを下回ったため、アタックを行わずにピットへ戻りました。
結果はBグループ11番手。Q2進出ラインの9番手には届きませんでした。新田選手は無線で「セットアップを、タイヤを守る方向に調整したため、コーナーの進入で曲がりにくくなった」と、一瀬チーフエンジニアに伝えています。
公式予選の結果から、96号車は決勝レースを22番グリッドから挑むことになりました。コース幅が狭くオーバーテイクの難しいSUGOでは、予選の順位が重要になるため、決勝では難しいレース展開が想定されます。
それでもチームは、一瀬チーフエンジニアの戦略と、新田・高木両選手のベテランドライバーならではの走りで、上位進出を目指します。













Masahiko Kageyama 影山正彦 Team Director