
【2025年Rd.3 Sepang】チームとの大切な時間
2025年6月27日・28日にマレーシアのセパン・インターナシ…
赤道にほど近いマレーシアの地に、12年ぶりにSUPER GTのエンジンサウンドが響き渡った。セパン・インターナショナル・サーキットでの開催は2013年以来で、K-tunes Racingにとって初めての土地での戦い。第2戦富士で予選21位から8位完走でポイント獲得を果たしたチームは、さらなる上位進出を目指した。
6月27日の予選は午後から曇りとなり、気温33℃、路面温度40℃、湿度60%という東南アジア特有の高温多湿な環境。薄曇りだったため、路面温度は普段は50℃を超えるセパンとしては、やや低めだった。
全長5,542kmのセパン・インターナショナル・サーキットは日本のサーキットより路面のミュー(摩擦係数)が低く、タイヤの接地感が異なると言われているが、現在のSUPER GTドライバーで唯一セパンでの全13戦を経験している新田守男選手/高木真一選手のベテランコンビには期待がかかった。
特に高木選手は、2013年にGT300クラスの最速タイム2分03秒025を記録した“レコードホルダー”だ。
現地時間16時48分、GT300クラスBグループの予選がスタート。高木選手は経験を活かした走りで、残り2分の時点で2分05秒759をマークし4位まで順位を上げた。
しかし、時間が進むにつれライバルチームもタイムを向上させ、残り30秒で6位、残り22秒で7位と徐々に順位を落とし、最終アタックでもタイムを更新できず8位に。Q2進出を果たした6位チームに1.245秒差で、惜しくも予選突破はならず15番グリッドからのスタートとなった。
決勝当日も曇り空で、気温33℃、路面温度42℃、湿度56%という厳しい環境。セパンは走行ラインから外れると路面が滑りやすく、周回数が進むとタイヤカスがたまって路面状況が変化するため、オーバーテイクが困難なコースとして知られている。しかし、両選手の豊富なセパン経験から、15番グリッドからの上位進出が期待された。
現地時間17時39分、グリーンシグナルが点灯し55ラップ・300kmの戦いが始まった。
新田選手がスタートを担当したが、序盤から苦しい展開となる。トップ勢が2分5秒台で走る中、K-tunes RCF GT3は2分08秒前後のペースとなり、14ラップ目に16位へポジションを落とした。
路面温度やコンディションなど様々な要素が影響し、マシンのセッティングに課題を抱え、1位から50秒以上のビハインドで周回を重ねる厳しい状況が続いた。
レース中盤、他チームがピットインを行う中、ポジションを上げて一時7位まで浮上。21ラップ目にピットインし、ドライバーを高木選手に交代、給油とタイヤ交換を行い17位でコースに復帰した。
第2スティントを担当した高木選手は2分06秒771のベストタイムを記録するなど健闘したが、高温の影響でエンジンパワーとタイヤが本来の力を発揮できず、ポジションを上げることはできなかった。
残り10ラップの時点でトップより1分43秒ビハインドの16位に位置し、18時26分にチェッカーフラッグを受けて16位でレース終了。今シーズンから15位までがポイント獲得圏となったが、惜しくも1ポジション及ばず今季初の無ポイントとなった。
しかし、12年ぶりのセパン復活戦を完走し、高温での貴重なデータを収集できたことは大きな収穫だった。ベテランコンビをもってしても厳しい結果となったが、完走により次戦への手応えを掴んだ。8月2日、3日開催の第4戦富士スピードウェイでの巻き返しに期待がかかる。
06/27 公式予選 セパン・インターナショナル・サーキット 天候:曇り 路面:ドライ
06/28 決勝レース セパン・インターナショナル・サーキット 天候:曇り 路面:ドライ