宮本あかりの勝手にコラム

【2025年Rd.4 FUJI】
華々しいWinGの活躍

by Akari Miyamoto/ August 2-3,2025

2025年8月2日・3日に静岡県の富士スピードウェイで行われたSUPER GT Rd.4 FUJI GT SPRINT RACE。夏休み期間中ということもあってか、サーキットには子供連れのファミリーの姿が目立った気がした。

ただ、ニュースでもあった通り各所では連日の猛暑。日中は信じられないほど暑かった…。暑いと言ってしまうと、更に暑くなる気がするが、「暑い」という言葉しか出ないほどに暑いのだ。

せめて、この暑さを可愛くしてみようと試みて「あちちだね」と言いふらして回っていたが、誰からもつっこまれることも可愛がられることもなかった。みんなも暑さで余裕がなかっただけだと思いたい。

そして、その暑さに遂にやられてしまったのだろうか?ここにきて、チームが各レースに持ち込んでいる洗濯機が謎の故障。

前回のコラム(セパン編)でご紹介した二層式洗濯機「Mideaちゃんが恋しいね」と、チームマネージャーのしほちゃんと語り合った。

なんと、出来るしほちゃんはこれを機に次は二層式洗濯機を購入しましょうと直談判したという。K-tunes Racingの備品事情の続報に乞うご期待だ。

…………繰り返しとなっている洗濯機の話はこれくらいにしておいて、第4戦富士での注目トピックは何と言ってもWinG関連だろう。

7月の話にはなるが、いっちゃんこと弓川いち華ちゃんの『にしたんクリニック レースアンバサダーアワード2025 ルーキーディヴィジョン』での新人賞獲得は記憶に新しい。

また新しいグッズの追加と販売はもちろんのこと、富士限定ステッカーの配布も行われた。美しく雄大な富士山が、美しくかっこいいWinGの4人の背後にデザインされたこの限定ステッカー。

これは4人の認知度を更に向上させるために作られたものだという。(ちなみに今年はコスチュームが毎戦変化するため、ステッカーのデザインもそれに応じて異なる)

富士では『にしたんクリニック レースアンバサダーアワード2025 コスチュームディビジョン』への特別先行投票も行われていた。

WinGは当然ながらノミネート50ユニットに残り、まずはファイナルステージ(10ユニットのみが残る)進出を目指している。目標はこれまた当然グランプリの獲得だ。

『SPEED ART』という今年のチームコンセプトが体現されたコスチュームが、歴史に名を残すことを楽しみに待ちたい。

ここから話はかなり飛び、日曜日の片付けシーンへと移るのだが、ここでのやり取りは私の心に小さなしこりと刺激を残すことになった。

それは日曜日のレース後に、チームで力を合わせて片付け作業をしていた最中のことだった。

あるメカニックの方のお顔が煤?で黒く汚れてしまったのである。それも本当に丁度鼻の下。ちょび髭のように、もうむしろわざとなんじゃないかというレベルで上手い具合に汚れていた。

それを他のメカニックの方々が見つけて「ちょっと写真撮ってあげてよ〜」と微笑ましく楽しい瞬間が生まれた。

「あはは〜どうしたらそんな所が汚れるんですか!可愛いです!」と言った具合でほっこりと盛り上がっていたのも束の間。

「ねぇ、なんかあかりちゃんもほっぺたの所が汚れてるよ」


と別のいつも優しいメカニックの方2人が親切に教えてくれた。

擦ってもなかなか取れていないのか、首を傾げ始めてしまった親切な2人。

その様子を見て「あれ?おかしいな?」と異変を感じた私。

念の為に、先ほどまで煤で汚れていたメカニックの方に「私のほっぺも汚れてますか?」と何の気なしに聞いてみたのだが

「それはホクロじゃ」と即座に断言。

固まる現場。冗談だと思って何度聞いてみても、その汚れの正体はホクロだという。

「ホクロを汚れって間違えたら可哀想じゃろ!」と庇ってくれているのかどうなのかもわからないやり取りが始まる。その場に取り残された私。

いつも親切にしてくれるメカニックの方が、嘘をついているとも意地悪だとも思えず、鏡で顔を見てみると確かにあったのだ。

….すごくすごくうすーい煤汚れが。

そうなってくると、もうどちらも悪気があったわけではないのだろう。勘違いするようなところにある私のホクロが悪いのである。

ササッと手でほっぺについていた薄い煤汚れを落として、現場を納めておくことにした。

まぁ煤汚れ事件のおかげ?で、メカニックの方の可愛い秘蔵写真をゲットすることができたので、最終的にはまたしても私が得をしてしまったラッキー!という話だ。

ここまで話すと、K-tunes Racingファンの皆様の中には『その写真を見てみたい!』と思う方もいるかもしれない。

ご期待に応えたい…!!のはもちろん山々なのだが、独占欲が強く嫉妬深い私という人間の手にあるのでお披露目は今後も期待できないだろう。

次戦が約2週間後に迫る中、次回は紹介制度と自分の立場をうまいこと利用して、面倒を見てくれるメカニックの方が見つけてきてくれた猫ちゃん型給油タワーの中に入れるかチャレンジしてみるつもりだ。

成功したらコラムに掲載したいと思っているので、白い目をせず心温かく見守って欲しい。もしかしたら、くまる型給油タワーが登場するきっかけになるかもしれない。

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