
猛暑の激戦を乗り切ったベテランコンビ粘り強い走りで貴重な2ポイント
予選──今季初のQ2進出も16番グリッドからのスタートに …
8月30日・31日に岡山国際サーキットで開催されるGT World Challenge Asia (GT WCA)2025 JAPAN CUP第5-6戦。前戦富士での97号車のトラブルにより2台体制となったK-tunes Racingが、地元での勝利に向けて再び立ち上がる。昨年チャンピオンを確定させた思い出の地で、新たな挑戦が始まる。
岡山を拠点とするK-tunes Racingにとって、岡山国際サーキットはまさにホームグラウンド。ここでの戦いは、他のサーキットとはまた違った意味を持つ。
昨年の岡山大会では、96号車LEXUS RCF GT3が練習走行中のコースアウトによるダメージで出走を断念する不運に見舞われた一方、98号車Ferrari 296 GT3は第7戦で2位表彰台を獲得してシリーズチャンピオンの座を確定させ、続く第8戦では優勝を飾った。昨年のこうした結果が、今季の戦いへ向けたモチベーションとなっている。
7月13日に開催された富士大会Rd.4では、97号車TOYOTA GR SUPRA GT4 Evo2にブレーキトラブルが発生。1コーナーでのコースアウトによりマシンが大きなダメージを受けた。そのため、今大会は96号車LEXUS RCF GT3と98号車Ferrari 296 GT3の2台での参戦となる。
末長一範選手と福住仁嶺選手のコンビは、それぞれが好調の波に乗っている。8月16日に富士スピードウェイで開催されたインタープロトシリーズ第3戦では、末長選手がジェントルマンクラスでポール・トゥ・ウィンを達成。
一方、福住選手はSUPER GT第4戦富士で優勝、第5戦鈴鹿でも2位表彰台を獲得するなど、両ドライバーとも好調を維持したままK-tunes Racingの地元大会を迎える。
岡山国際サーキットは末長選手にとって最も走り慣れたホームコースだ。同サーキットを舞台とするローカルレースシリーズ、OKAYAMA CHALLENGE CUPでレースキャリアをスタートさせ、現在もインタープロトシリーズやGT WCAに参戦する中で、この地で数え切れないほどのラップを重ねてきた。その豊富な経験を活かし、上位入賞を目指す。
前戦富士大会ではRd.3が5位、Rd.4が7位入賞と安定した結果を残した96号車だが、地元岡山ではより上位進出への期待が高まる。LEXUS RCF GT3と岡山国際サーキットとの相性は良く、ホームコースでの優位性を活かした戦いが期待される。
ディフェンディングチャンピオンの98号車Ferrari 296 GT3は、高木真一選手と山脇大輔選手の経験豊富なコンビがステアリングを握る。富士大会ではABSシステムのトラブルに見舞われ本来のパフォーマンスを発揮できなかったが、トラブルの修復は完了し、万全の状態で地元大会に臨む。
Ferrari 296 GT3は高いポテンシャルを秘めており、セッティングが決まればその真価を発揮する。昨年の岡山大会での勝利の記憶を胸に、再びその実力を証明する機会が訪れる。
山脇選手については、スーパー耐久シリーズでも岡山国際サーキットでの経験を積んでおり、さらにSUPER GTのFRO(ファースト・レスキュー・オペレーション)ドライバーとしてもこのサーキットの特性を熟知している。
K-tunes Racingにとって、地元岡山での戦いには格別の想いがある。前戦富士大会で素晴らしい走りを見せた前澤友作選手と、岡山国際サーキットを得意とする横溝直輝選手がコンビを組むMAEZAWA RACINGをはじめ、手強いライバルが顔を揃えるが、地元の期待と声援を力に変えて、再び岡山の地で勝利を掴みたい。ディフェンディングチャンピオンとしての誇りと、ホームチームとしての責任を胸に、8月30日・31日の戦いが始まる。