第3戦/決勝

セパン・インターナショナル・サーキット

2025.06.28 sat

12年ぶりのセパン復活戦
厳しいコンディションの中で完走を果たす
今季初の無ポイントも次戦に向けて収穫

第3戦セパン・インターナショナル・サーキットの決勝レースで、K-tunes LEXUS RCF GT3は15番グリッドからスタート。厳しいコンディションの中で完走を果たしましたが、16位でフィニッシュとなり今季初の無ポイントに終わりました。

決勝当日は曇り空で、気温33℃、路面温度42℃、湿度56%の高温多湿環境でした。普段なら路面温度が50℃を超えるセパンとしてはやや低めでしたが、マシンやタイヤには厳しい環境が予想されました。

セパン・インターナショナル・サーキットは、日本のサーキットと比べて路面のミュー(摩擦係数)が低く、タイヤがグリップ力を発揮しにくい特性があります。レコードライン以外はダスティで、周回数が進むにつれてタイヤかすが蓄積し路面状況が大きく変化するため、オーバーテイクが難しいコースとして知られています。

しかし、現在のSUPER GTドライバーの中で唯一セパンでの全13戦を経験している新田守男選手/高木真一選手のベテランコンビには期待がかかります。

現地時間17時39分にグリーンシグナルが点灯し、55ラップ・300kmの決勝レースがスタート。K-tunes LEXUS RCF GT3は、新田守男選手がスタートを担当しました。

現地時間17時39分にグリーンシグナルが点灯し、55ラップ・300kmの決勝レースがスタート。K-tunes LEXUS RCF GT3は、新田守男選手がスタートを担当しました。

レース中盤、他チームが続々とピットインを行い、K-tunes LEXUS RCF GT3は順位を上げて7位まで浮上。21ラップ目にピットインを実施し、ドライバーを高木真一選手に交代、給油とタイヤ交換を行い17位でコースに復帰しました。

高木選手による第2スティントがスタートし、2分06秒771のベストラップを記録するなど健闘しましたが、それでも順位を上げることはできませんでした。

残り10ラップの時点でトップより1分43秒ビハインドの16位となり、18時26分にチェッカーフラッグを受けて16位でレースを終えました。

予想通り高温コンディションがマシンパフォーマンスに大きく影響し、今シーズンから15位までがポイント獲得可能となった新ルールが導入されたものの、惜しくも1ポジション及ばず今季初の無ポイントとなりました。

それでも、12年ぶりのセパン復活戦を完走し、高温コンディションでのタイヤやエンジンのデータを収集できたことは大きな収穫です。今回得られた貴重なデータをマシンセッティングに活かし、8月2日、3日開催の第4戦富士スピードウェイでの巻き返しが期待されます。

Results

2025 AUTOBACS SUPER GT Rd.3 SEPANG

  • Number
    96
  • Machine
    K-tunes RCF
  • Driver
    新田守男/高木真一

06.28 決勝レース セパン・インターナショナル・サーキット 天候:曇り 路面:ドライ

  • Position
    16th
  • Best Time
    2’06.771
  • Tyre
    DL

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