ブリヂストン復帰の開幕戦
9番グリッドから表彰台を狙う
4月11日(土)、岡山国際サーキットで2026 AUTOBACS SUPER GT 第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の公式予選が行われました。今シーズンから復帰したブリヂストンタイヤを装着する96号車K-tunes RCF GT3は、Q1を新田守男選手、Q2を高木真一選手が担当。予選9番グリッドを獲得し、12日(日)の決勝レースに臨みます。
読めないコンディションで迎えた予選
予選当日、岡山国際サーキットは快晴に恵まれましたが、午前の公式テスト時に28℃台だった路面温度が、Q1スタートの午後2時には42.6℃まで急上昇するという想定外のコンディションとなりました。「路面温度がここまで上がるとは思っていなかった。今の温度でこのタイヤがどのくらいグリップを発揮するか、正直読めない状態だった」と新田守男選手が振り返るように、開幕戦からシビアな状況となりました。
新田選手、課題を抱えながらも3番タイムでQ2進出
GT300クラスAグループのQ1は14時ちょうどにスタート。新田選手は着実にタイムを更新し、4ラップ目に1分26秒205を記録してAグループ2位に浮上しました。残り2分の時点で一瀬俊浩チーフエンジニアから「もう一回アタックいける」との無線が入り、さらなるタイム更新を狙いましたが5ラップ目は更新ならず、Aグループ3位としてQ2進出を決めました。
アタック直後には「25秒後半は見えているけれど、コーナーの立ち上がりでリアが跳ねる現象がある」との報告が無線で届きました。特に1コーナーの立ち上がりとヘアピンで顕著だったこの症状が、タイムの伸びを阻む課題として浮かび上がりました。
「さあ、行きますよ!」──高木選手のアタックで9番グリッドをつかむ
GT500クラスQ1での赤旗中断の影響等でQ2は約20分遅れの15時14分にスタートとなりました。チームはリアの跳ねへの対策としてダンパーのセットアップを調整。高木真一選手は集団を避けるため17番手でピットアウトし、タイミングを計りながらアタックの機会を待ちました。
4ラップ目に入る直前、「さあ、行きますよ!」という力強い言葉が無線に流れると、そのラップで1分25秒488をマーク。9位のポジションを確保しました。
「ブリヂストンのニュータイヤで、コーナリングのグリップの高さを感じながら走れた」と高木選手。セッション後には「明日、がんばろう!」という言葉をチームに届けました。
ホームコースで表彰台を狙う
今回の予選ではJAF-GT300勢(※)が上位に集中しましたが、ブリヂストンタイヤを履くFIA-GT3勢(※)の中では最上位のポジションとなります。
明朝のフリー走行で跳ねへの対策を詰め、ブリヂストンのロングランのポテンシャルを引き出せれば、表彰台は射程内です。K-tunes Racingのホームコースで、明日の決勝が幕を開けます。
※FIA-GT3/JAF-GT300について
GT300クラスには、大きく分けて2種類の車両が混走しています。FIA-GT3は自動車メーカーが製作した国際規格のレーシングカーで、K-tunes Racingが駆るLEXUS RCF GT3もこのカテゴリーに属します。一方、JAF-GT300は日本自動車連盟(JAF)の規定に基づき、比較的自由な改造が認められた国産車ベースのマシンです。両者は車両特性が異なるため、公平な競争を保つためにBoP(性能調整)が実施されています。






Masahiko Kageyama 影山正彦 Team Director