開幕2戦を終え、29台中9位で迎える第4戦<br>真夏の富士で表彰台を目指す

SUPER GT 2026 Rd.4 FUJI Preview開幕2戦を終え、29台中9位で迎える第4戦
真夏の富士で表彰台を目指す

by Koichi Yamaguchi/ July 29 2026

いよいよSUPER GT2026年シーズンも第4戦、真夏の富士大会が幕を開ける。8月1日(土)・2日(日)、静岡県の富士スピードウェイを舞台に、K-tunes Racingは今シーズン3度目の実戦を迎える。 開幕戦の岡山大会ではトラブルに見舞われながらも、新田守男選手、高木真一選手のベテランコンビとチームスタッフの粘りで7位完走を果たした。続く第2戦は、同じ富士スピードウェイで争われた3時間耐久レースを10位で走り切っている。第3戦セパン大会は延期となり、開幕2戦を終えたK-tunes Racingは20ポイントを獲得、GT300クラス29台中9位につけている。

富士スピードウェイとRCF GT3との相性

K-tunes RCF GT3にとって、ストレートや高速コーナーを中心とする富士スピードウェイのセクター1・2は、比較的得意としてきた。しかし第2戦ではストレートでも後続車に引き離される場面があり、コース全体で優位に立てているとは言い難い。

とりわけ苦戦が予想されるのが、コース最低地点のダンロップコーナーから最終コーナーにかけて、標高差約35メートルを駆け上がりながら連続するコーナーをクリアする第3セクターだ。自然吸気エンジンを搭載するRCF GT3は、この上り基調のタイトコーナー立ち上がりで、Ferrari 296 GT3などターボエンジン勢にどうしても後れを取ってしまう。

さらに気がかりなのが、気温上昇に伴うエンジンパフォーマンスの落ち込みだ。昨シーズンの第4戦でも、エンジンが本来のポテンシャルを発揮しきれない症状が見られており、猛暑が予想される今大会も同様の課題に直面する可能性がある。

逆風の中での好材料

一方で、この3カ月のインターバルを、チームはマシンの整備にたっぷりと充てている。第3戦セパン大会が延期になったからこそ、細部にまで手を入れる時間を確保できた。

加えて、今大会は第2戦以来となる富士スピードウェイでの一戦だ。前回得られたデータやセットアップの方向性を土台に、さらに一段階詰めた仕上がりで臨める。

SUPER GT、SUPER FORMULAなどで優勝経験を持つ一瀬俊浩チーフエンジニアと辻凱杜パフォーマンスエンジニアの新体制は、マシンのデータをフルに活用したセットアップが強みだ。第2戦で採用した左側2輪のみのタイヤ交換戦略のように、より高度な作戦にも期待がかかる。

今シーズンから復帰したブリヂストンタイヤも大きな武器だ。開幕2戦を通じて、両ドライバーは決勝のロングランで高いポテンシャルへの手応えを口にしており、第2戦富士大会では路面温度が43℃まで上昇するなかでもしっかりとパフォーマンスを維持できていた。真夏の酷暑が予想される今大会でも、このタイヤの実績は心強い。

ベテランの経験を武器に、表彰台を目指す

そして何より、新田選手と高木選手というベテラン2人の存在は心強い。中でも高木選手は、富士大会のGT300クラス参加ドライバーの中で最多となる9勝、ポールポジション6回という実績を誇る。

好材料と不安要素が入り混じるなかで迎える第4戦。ブリヂストンタイヤ、データを活かした新体制のセットアップ、そして富士を知り尽くしたベテランコンビの経験を力に、K-tunes Racingは表彰台を目指す。

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